今週広尾サラブレッド倶楽部のクエストフォーラヴが２月７日（日）の中京６Ｒ ３歳新馬（芝1600ｍ）に出走します。広尾サラブレッド倶楽部の出資馬としては初出走となります。クエストフォーラヴはキズナ産駒です。キズナ産駒は2020年の獲得賞金ランキングが8位ということでまだ2世代しかいない中で、素晴らしい成績です。そんなキズナ産駒のデータを今回出走のクエストフォーラヴに当てはめながら見ていきます。データは2021年1月31日までで対象となる馬のすべてのデータを集計しています。
キズナ産駒のデータ（芝、ダート別）
まずは芝、ダート、障害別のデータです。出走数は芝は968走でダートは503走と65％以上が芝での出走です。着度数も勝率、連対率、複勝率すべてにおいてほぼ互角です。イメージでは芝の方が成績がよいと思っていましたがデータをみて以外でした。芝の勝率11％、連対率20.1％、複勝率27.9％とさすがの成績ではないでしょうか。クエストフォーラヴにも期待したいですね。芝の良、稍重、重でのデータはほぼ互角で馬場状態での影響はなさそうです。
キズナ産駒のデータ（クラス・年齢別）
次は芝でのクラスと年齢別のデータです。この2つは近い内容もありますので一緒に確認します。新馬戦ですが（18，25，16，152）と勝率8.5％、連対率20.4％、複勝率28％です。勝率は若干低めでしょうか。複勝率はまずまずです。また3歳の1月から3月までの成績ですが（20，10，7，116）と勝率13.1％、連対率19.6％、複勝率24.2％となっています。勝率がよいのは未勝利や1勝クラスでの成績が影響してるでしょうか。とにかくクエストフォーラヴにはとにかく1勝していただかないといけないので、この勝率にあやかりたいところです。
キズナ産駒のデータ（場所別）
続いて場所別です。全体的に見て複勝率は福島、新潟が悪く、それ以外はそれほど大きな差はなさそうです。肝心のクエストフォーラヴが出走予定の中京の芝での成績ですが（12，6，11，78）で、勝率11.2％、連対率16.8％、複勝率27.1％とほぼ芝全体の成績と同等です。キズナ産駒はどの場所でもそつなく走りそうです。
キズナ産駒のデータ（距離別）
最後に距離別データですが、メインの出走距離は1600ｍから2000ｍというところです。1200ｍから2000ｍまでは成績もまずまずでここもそれほど偏りがありません。キズナ産駒は母系に依存しやすいのでしょうか。クエストフォーラヴが出走予定の1600ｍは（22，19，17，152）と勝率10.5％、連対率19.5％、複勝率27.6％とここも芝全体のデータと同等です。
ここまでみてきましたが、今回のクエストフォーラヴはキズナ産駒の成績を見て可も無く不可も無くといった微妙なデータです。相手関係もあるでしょうが、好走する可能性も十分にありますので、初戦から期待したいところです。
